兼業主婦の独り言。

思春期の子供達。夫、姑の五人暮らし。
昭和な女で生きてきたけど、最近は不満が沸々。
これから人生、変えられるかな。

生まれ変わり

ずーっと娘にお願いされていたもの。

揚げる都合で形は違いますけど(^^;

サーターアンダギー。


おからときな粉入りです。




生粋の北海道民ですけど、

沖縄に惹かれます。

行ってみたくて行ってみたくて、

高校の時にやっと行くことができました。


子供の時から、

戦争の夢をよく見ていました。

必ず妹がいます。

実際の妹ではない、妹。

妹を守ろうと必死なワタシ。


サイレンの音は今でも苦手です。

小さなころは、耳を塞いで。

恐怖さえ感じていました。


高校の時に、

研修のなかでひめゆり平和祈念資料館に行きました。

たくさんの、写真。

自分と同じ年頃の。

これからなのに、まだまだ、やりたいことだらけなのに。

どんなに無念だっただろうか。


自分はなんて恵まれているのか。

平和で当たり前

それが当たり前じゃなくなったら。

ワタシはどうなるんだろうか。


違うグループの女の子が、

キャッキャと指を指しながら写真を見ていました。

馬鹿にするかのように。

そんな、傲慢な態度が悔しくて。

申し訳なくて。

涙が止まらなくなっていました。



十年以上経って。

ワタシはまた資料館の前に立っていました。


入ろうとしたら。

自分の中のなにかが壊れたように

涙が次から次へと。

自分でも驚いて、

訳がわからなくて。

でも、涙が止まらない。

悲しくて悲しくて仕方がない。

動くこともできなくて、

ただ泣くしかできなくて。


ここに立ってたらダメだよ!


ワタシの手を引っ張ってくれた先輩。

その場所から

やっと離れることができました。


そのときに、ふっと、思いました。


ワタシは、ここに、いたんじゃないだろうか。



それから、


爆撃音も聞こえなくなりました。

壕に入って息を潜めて妹を抱きしめていることも、

あの、汗と土の混ざった匂い。

あの、息苦しさを覚える湿度。

感じなくなりました。



もう、夢は見なくなりました。




よくわからないけど。

生まれ変わりなんて、ほんとにあるのかわからないけど、

ワタシは、

沖縄にいた。



北海道で生まれ変わったのは

大きな虫が怖いからかな( ´∀`)